情報の非対称性
情報の非対称性とは売り手と買い手の情報量に差があることを意味します。
我々消費者は日々この情報の非対称性に直面しています。
「うわ、私の年収低すぎ・・・?」
「僕のアルファードはもっと高く売れたんじゃないのか」
「ワシの自宅が買取金額ゼロ円??」
主に中古市場や生命保険市場で散見されますが皆さんはどう思いますか?
私は情報の非対称性は経済が回る上で仕方のない事だと学生時代に割り切っていました。
不動産も車も保険も労働市場も売り手、買い手の利鞘を熟知した上で交渉し最もお得に全ジャンルの消費活動において取引をする事は不可能だと思うからです。
ただ、何もかもプライステイカー(言い値で買う人)になってしまうのも面白くないので、就職活動は不動産業界に絞っていました。
全ジャンルは無理でも、何か一つのジャンルに関してプロの目利きが出来る様になる事は可能だと判断したからです。
そのジャンルの消費活動を有利に進める代わりに他のジャンルに関しては言い値で売買する事で時間の節約と得意分野のエッジを効かせることができます。
そう考えたときに最も金額のデカい不動産業において情報強者になることが合理的であると判断しました。
(2010年代の話ですので、今だったらエンジニアになっていたと思います。)
加えて、その道のプロというのは別の道のプロと出会いやすくなる傾向にありますので、自分の経験と時間を他人の経験と時間とトレードする事も可能です。
(生命保険・税金に関しては凄腕の方に一任している代わりに不動産情報を提供しているという具合です。)
スマホ一つで平均年収を稼げてしまうこの時代ですので、今まで以上に情報戦が熾烈になっています。
ギブアンドテイクですから、別の道のプロから情報を引き出すための
「自分だけが知っているとっておきの情報」を持っておきたいですよね。