医療インバウンド
医療インバウンドとは文字通り訪日外国人患者に対して医療サービスを提供する事です。
日本の医療は高度な技術力且つ安価、という事で需要は十分にあります。
また、日本の医療サービスの最も優れた点はサービスを受けるまでの「待ち時間」で、日本では飛び込みで入っても数時間で診療を受けられるのに対して海外では数日間待たされる事がザラにあります。
(筆者も昔イギリスでラグビーの試合中に怪我をしたのですが、結局滞在期間中に治療を受ける事ができませんでした笑)
医療インバウンドにおいて欠かせないのがJIH(Japan International Hospitals)への登録で、訪日外国人患者と病院を繋ぐ「コーディネーター」の存在も重要です。
(コーディネーターとは訪日外国人患者の種々の手続きや診療先、宿泊先の確保をするエージェントです。)
例えばJTBヘルスツーリズムのように旅行代理店がコーディーネーターを兼任しているパターンがあります。
このように病院、患者双方が仲介役に手数料を支払う事で成り立つのが医療インバウンドですので、適切な価格設定(手数料を差し引きしてなお利益を生み、訪日外国人患者が自国で医療サービスを受けるよりもお得な価格)が重要です。