プログラム言語・Webアプリケーション
●プログラム言語
・高水準言語
プログラム言語の種類にて後述します。
・低水準言語
機械語:二進数で表す言語。
アセンブラ語:機械語を人間でもわかりやすい単語に対応させたもの。
・言語プロセッサ
CPUでプログラムを実行する際はプログラム言語を機械語に変換する必要があります。
この変換機能を言語プロセッサと呼び、変換前のものを「ソースプログラム」、変換後のものを「オブジェクトプログラム」と言います。
言語プロセッサにはプログラムを一括で変換する「コンパイラ」と、1行ずつ変換する「インタプリタ」があります。前者は実行速度が早い反面修正に手間がかかります。後者は修正の手間が少ない反面実行速度が遅いです。
●プログラム言語の種類
COBOL:事務処理に向いている言語。
C言語:ISOやJISに標準規格とされており、UNIXに使用する言語。
FORTRAN:科学技術計算に向いている言語。
BASIC:初心者向けのインタプリタ型言語。
・非手続き型言語
Java:インターネット上のアプリケーションで広く用いられている。
・第4世代言語
ユーザ手動で自分の要求を実行できる(専門家だけではない)言語です。代表例として「SQL」があり、データベースの問合せなどの操作に利用します。
●Webアプリケーション
3階層構成で実行されます。
・Webブラウザ
利用者のコンピュータで実行される、Webページを表示するためのソフトウェアです。
Webサーバ上のHTML文書を読み込んで変換し、画面上に表示します。
・Webサーバ
HTML文書を管理、送信します。
・データベース
Webサーバのプログラム要求に応えてデータの入力、変更、検索を行います。
プログラムをWebサーバ上で行う方法を「サーバサイドアプリケーション」、Webブラウザで行う方法を「クライアントサイドアプリケーション」と呼びます。
・サーバサイドアプリケーション
サーバサイドアプリケーション作成には「ASP」や「JSP」といったプログラム言語や「CGI」という仕組みを使います。
CGIとはWebサーバから外部のプログラムを実行する仕組みで、CGIを作成する言語には「Perl」がよく使われます。
・クライアントサイドアプリケーション
クライアントサイドアプリケーション作成には「Java Script」や「Javaアプレット」を使用します。前者はWebページに動きや機能を加えるための言語で、後者はWebブラウザで実行するための言語です。
・PHP
動的サービスを作成するためのプログラミング言語ですが、Javaと違って「データベースを操作する命令」が予め組み込まれています。
●マークアップ言語
・HTML
Webページを「記述」するための言語です。つまり、文章の構造や見た目を指定する言語です。HTMLのみでは静的なページしか作成できませんが、JavaScriptを埋め込む事で動的なWebページを作成できます。
・XML
HTMLでは「タグ」の意味は予め決まっていましたが、XMLでは独自にタグを定義できます。つまりマークアップ言語をオリジナルで作成できます。
電子商取引など、異なるアプリケーション間でのデータのやり取りによく使われています。
・SGML
マークアップ言語の1つであり、タグを自由に定義できるメタ言語です。HTMLやXMLの基になっています。
・XSL
XML文書の見た目や表示スタイルを指定するための言語です。
・XBRL
財務諸表の作成・流通の効率化や再利用が促進されるように標準化されたXMLベースの言語です。
・ebXML
世界規模での電子商取引に使われる標準技術の策定を目的とした団体およびその規格であり、業種や規模、国家に関係なく、あらゆる組織が利用できることを目的としています
インターネットに分散したアプリケーション同士を連携させる事をWebサービスと言います。
・Webサービスの技術
XML:アプリケーション間でのデータのやり取りに使用される言語です。
WSDL:Webサービスのインターフェースを記述したものです。
UDDI:Webサービスを検索するためのシステムです。
・SOA
アプリケーションを「部品化」してシステムを構築する設計思想です。