ベーシックインカムあるので暇です、勉強します。

タイトル通り自給自足学生やってます。BI:5M JPY行ったら婚活します笑笑

市場均衡

 

●市場均衡

 

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需要と供給が一致している状態を市場均衡と言います。

市場均衡までの調整過程には、価格の上下で調整する「ワルラス的調整過程」と、

供給量の上下で調整する「マーシャル的調整過程」があります。

 

 

●需要曲線↘︎の変化

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上級財の場合、消費量が増加すると需要曲線は右にシフトします。

逆に減少すると左にシフトします。下級財の場合は反対の動きになります。

代替財の場合は片方の財の価格が上昇するともう片方の財の均衡価格も上昇するので需要曲線は右にシフトします。

補完財の場合は片方の財の価格が上昇するともう片方の財の均衡価格は低下する(均衡需要量が減る)ので需要曲線は左にシフトします。

 

 

●供給曲線↗︎の変化

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限界費用が低下すると供給曲線は右にシフトします。

(価格を抑えることができるので、均衡価格を下げつつ供給量が増えます。)

逆に上昇すると左へシフトします。

 

 

●余剰分析

・消費者余剰

消費者が支払う意思がある金額と実際に支払った金額の差額を表します。

消費者余剰が段々と減っていき、余剰がマイナスになる点までを描いたのが需要曲線です。

・生産者余剰

生産者が得る利潤を表します。

生産者余剰が段々と減っていき(原価と価格の差が無くなっていき)、余剰がマイナスになる点までを描いたのが供給曲線です。

 

・社会的総余剰

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完全競争市場では市場均衡のときに社会的総余剰は最大になります。

 

①供給量が少ない場合

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②供給量が多い場合

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●課税の影響

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課税によって失われる余剰を「死荷重」または「厚生の損失」と呼びます。

供給の価格弾力性が小さければ(傾きが急であれば)課税によって発生する死荷重は少なくなります。

つまり、奢侈品よりも必需品への課税の方が総余剰の減少は少なくなりますが、

低所得者の税負担を高めてしまう問題があります。

 

 

●貿易の影響

①輸入国

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②輸出国

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輸入、輸出共に社会的総余剰は増加します。

輸入の場合は生産者余剰が減り、消費者余剰が増えます。

輸出の場合は生産者余剰が増え、消費者余剰が減ります。

 

・関税

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関税をかけることにより生産者余剰は増加しますが、死荷重が発生するため総余剰は減少します。

 

●比較優位論

比較優位論とは2国間の貿易でそれぞれ得意とする財の生産に特化することで両国にとって利益をもたらすという理論です。

・絶対優位

生産性がそもそも、勝っている事です。

・比較優位

どちらの財の生産が得意か、という事です。どちらかの財を「1」に揃える事でもう片方の財の優位性が分かりやすくなります。

 

 

●地域経済統合

地域経済統合とは、国を越えた一定地域内で、関税や貿易制限、資本の移動制限の撤廃などを実施して、その地域内での経済的な結びつきを強めることです。

自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreement)

域内の関税及び数量制限など、他の貿易制限を撤廃するという特徴をもちます。ただし、域外に対しては、加盟国それぞれが独自の貿易政策をもって対応します。

・関税同盟

域内の貿易制限を撤廃するだけでなく、域外からの輸入に対して、共通関税を設けるのが特徴です。

・共同市場

関税同盟を基盤として、域内での労働力や資本など、生産要素の移動の制限も撤廃するのが特徴です。

・経済同盟

共同市場を基盤として、加盟国の経済政策の協調も図るのが特徴です。

・経済統合

完全な経済統合は、経済同盟に加えて、政治的統合も含むのが特徴です。