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物流・流通情報システム

 

●物流の機能

物流の主な機能は郵送、保管、荷役、包装、流通加工があります。

輸送は荷物を運ぶ活動、保管は荷物を一定期間保管する活動、荷役は輸送機器への積み込み、積み下ろし、包装は荷物の保護、流通加工は流通の過程で製品の付加価値を高める活動です。

 

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●物流の種類

物流の種類には調達物流、社内物流、販売物流回収物流があります。

また、物流はメーカーから卸売、小売と複数企業、経路を辿り最終消費者へ到達します。この経路を「物流チャネル」と言います。

 

●物流センター

物流センターの主な役割は入荷、保管、ピッキング、流通加工、仕分け、出荷があります。

入荷ですが、「事前出荷明細(ASN)」をメーカーから物流センターへ送る事で検品作業の効率化がされています。

保管ですが、どの荷物がどの場所に保管されているかを管理する事を「ロケーション管理」と呼び、「固定ロケーション」と「フリーロケーション」の2手法があります。

前者は商品によって場所を決めておく方法、後者は都度置き場所を決定する方法です。

フリーロケーションの場合スペース効率が高まりますが(敷き詰めて置くので)管理の手間がかかりますので、自動倉庫システムの導入が前提となります。

ピッキングとは商品オーダーに従って商品を棚から出す作業です。ピッキングの方法には「種まき方式」と「摘み取り方式」があり、

前者は複数のオーダーをまとめて品種別にピックアップする方法、

後者はオーダーごとにピックアップする方法です。

種まき方式は少品種多量、摘み取り方式は多品種少量の場合に向いています。

・一括物流センター

複数のメーカーの商品を一括して小売店に配送する事を一括物流と言います。

一括物流にはカテゴリー別に商品をまとめた「カテゴリー納品」、指定時間に納品する「定時定配」、物流センターが検品を代行する「ノー検品」等、売店のビジネスソリューションとして活躍します。

一括物流センターには「在庫型」と「通過型」があり、在庫型はリードタイムが短くなる、カテゴリー納品がしやすくなる反面在庫コストがかかります。

通過型にはさらに「ベンダー仕分け型」と「センター仕分け型」があり、前者は卸売業者が事前に仕分けを、後者はセンターが仕分けを行う形式です。

特にベンダー仕分け型の場合、センターで再度仕分けをする必要があるためカテゴリー納品に不向きです。通過型センターのようなシステムを「クロスドッキング」と呼びます。

・ユニットロード

ユニットロードとはコンテナやパレットを利用して複数貨物をまとめた物です。

出発地点から到着地点まで一貫した荷姿で運ぶことができるため、(貨物の積み変えが不要なため)船→トラックのように輸送手段が一つの経路に複数存在する「複合一貫輸送」に対応できます。特に「パレット」を用いた一貫輸送を「一貫パレチゼーション」と呼びます。パレットに載せることで輸送作業は効率化しますがパレットの積載面積が増えますので、積載効率や保管効率は悪くなります。

 

●共同物流

共同物流とは複数の事業者が共同で物流を行うことです。

例えば小売業者にとっては複数の卸売業者や物流センターからの荷物が一括で届くため受入作業を軽減できることがメリットとなりますが、今まで競合だった企業と連携しなければならない、作業分担方法などの運営ノウハウが不十分などの問題からうまく導入できないケースもあります。

 

●物流技術

RFID

SuicaPASMOのように電波を使って接触で物を認識する技術です。

・トレーサビリティ

商品流通の履歴管理のことです。RFIDを活用することでトレーサビリティ実現に役立ちます。

 

●流通情報システム

POS

販売時点の情報を収集、管理するシステムです。具体的には商品に付したバーコードで単品ごとに販売情報を収集します。

POSのメリットはレジ作業の効率化や入力ミスの排除といった「ハードメリット」と、

商品分析やマーチャンダイジングに役立つといった「ソフトメリット」があります。

(何がいくら売れたのかのデータが自動で蓄積されていくため。)

販売情報の具体的な活用方法には「売れ筋、死に筋分析」、「バスケット分析」、「プラノグラム」があります。

PLU

バーコード読み取りで得られるのは「販売情報」で、「価格情報」は得られません。

価格情報はPOSで販売情報を読み取り、ストアコントローラーを介してコンピューターから価格情報を取得します。これを PLUプライスルックアップ)と言います。

 

●バーコード

JAN

商品共通コードとも呼ばれ、13桁の国産標準タイプと8桁の日本独自の短縮タイプがあります。

メーカーがJANコードをつける事を「ソースマーキング」小売店が独自のコードをつける事を「インストアマーキング」と呼びます。

インストアマーキングには価格情報を含まないPLUタイプと、価格情報を含むNonPLUタイプがあります。

ITF

標準物流コードと呼ばれ、物流によく使われているコードです。

バーコードと違い、黒字、白字の双方に情報を持たせるため情報密度が高い反面桁落ちが発生しやすいというデメリットもあります。

・GS1

下記の国際バーコード規格の総称です。

GTIN

国際間の企業間取引で使用される標準的な商品コードです。

・GLN

国際標準の事業所コードです。

・EPC

RFID用の商品識別コードです。

 

●電子システム

・EOS

企業間のオンライン受発注システムです。EOSには下記の方式があります。

オーダーブック方式

商品一覧とバーコードが記載されたオーダーブックを小売店に配布する方式です。

売店はバーコード読み取りで発注ができます。

バーコード棚札方式

陳列棚に商品バーコードを貼っておき、陳列状況を見てバーコードを読み取って発注します。

EOB

オーダーブックが電子化された物です。

・EDI

電子データ交換を意味します。昔は企業間でのデータ交換のために専用線を繋いだりと開発コストが高額でしたが、現在はWebブラウザを用いたWeb-EDIが主流のため、低コストで情報のやりとりが可能になりました。

EDIには商品在庫を自動管理、補充する「CRPと、納入業者が在庫量を把握し、必要な分だけ納入する「VMI」があります。