ベーシックインカムあるので暇です、勉強します。

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生産管理・生産方式

 

●生産管理

 

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生産管理とは、製品の「開発・設計」「材料の調達」「製造」から構成されます。

 

生産管理では3つの要素(品質、コスト、納期)を目標にします。

これをQCDと言い、

ここに生産性(P)、安全性(S)意欲(M)環境(E)を加えたものをPQCDSMEと言います。

・生産の要素

生産の要素には人、材料、機械、方法の4つがあり、生産の4Cと呼ばれています。

 

 

●生産性

生産性は産出量あたり投入量(産出量÷投入量)で計算ができます。

生産性を高めるためにはいくつかの原則が存在します。

 

3Sの原則

純化、標準化、専門化を意味します。

マクドナルドのハンバーガー製造風景を思い浮かべると分かり易いかと思います。

5Sの原則

整理、整頓、清掃、清潔、躾を意味します。

整理はいらない物を捨てること、整頓は作業にあたって使いやすい配置に物を並べることを意味します。

・ECRSの原則

E:やめる C:一緒にする R:置き換える S:単純化 を意味します。

無駄なリソースを省いたり、同一内容であれば作業をまとめたり、使用する機械や人を変えてみたりという改善行動全般を指します。

 

 

●自主管理活動

自主管理活動とはトップダウンではなく現場の従業員の自主性によって行う活動です。

QCサークル

品質向上を目指す自主管理活動です。

・ZD運動

欠陥品をゼロを目指す自主管理活動です。

自主管理活動を促進するためには従業員の自己実現などの自主的な動機を引き出す必要があります。

 

 

●生産形態

・受注生産

受注生産の重要ポイントは生産リードタイム受注から生産完了までの時間)の短縮と、受注の平準化です。

・見込生産

見込生産の重要ポイントは需要予測の精度を高めることと、需要の変動に柔軟に対応できる生産体制を作ることです。

・個別生産

オーダーメイドスーツの様に個別の注文に応じて生産する形態です。

・ロット生産

ファストファッションの様に種類や季節で一定生産量をまとめて生産する形態です。

・連続生産

同じ製品をひたすら生産し続ける形態です。

 

 

●段取り替え

生産品種を切り替える準備作業を段取り替えと言います。

生産ラインを停止する内段取りと、生産ラインを続行させた状態で行う外段取りがあります。段取り時間を10分以内に短縮することをシングル段取りと言います。

 

 

ライン生産方式

いわゆる「流れ作業」による生産方式です。ライン生産方式のメリットは生産性が高く、管理がしやすい事です。

デメリットは製品や生産量の変化への対応が柔軟性に欠ける、単純作業の為作業員のモチベーションが低下しがちな事です。

ラインの各作業工程の作業時間を均一化することを「ラインバランシング」と言い、

作業時間の長い工程から短い工程に作業を割り振ることを「山崩し」と言います。

 

 

●ラインバランシングの手順

まず「ピッチダイアグラム」を作成し、各工程の作業時間をグラフ化します。

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ピッチダイヤグラム

次に「ライン編成効率」と「バランスロス率」を計算します。

ライン編成効率:合計作業時間÷(サイクルタイム×作業ステーション数)

(サイクルタイムとは全工程のうち最長作業時間を意味します。)

バランスロス率:100%−ライン編成効率

 

 

セル生産方式

材料を加工する機械ごとのグループを「セル」と言います。

このグループ化を「グループテクノロジー」と言い、共通する部品等を分類することで多種少量生産に大量生産方式の効果を与えることができます。

多種少量生産は段取り替えの頻度が高いデメリットがありますが、グループ化することによって種類ごとのロット数が増え、生産性が向上します。

・U字ライン方式

作業者の周りをラインが取り巻く方式で、作業者一人あたりの作業工程数を増やすことができます。よって工程別作業時間のズレから生じる「待ち時間」が無くなり、バランスロス率の軽減が期待できます。

・1人生産方式

文字通り完成まで1人で作業する為、U字ライン方式の恩恵を享受できるだけでなくモチベーション向上というメリットもあります。

ただし、両者とも作業者のスキルに依存する分、習熟に時間がかかるというデメリットがあります。

 

 

●機械加工設備

・汎用工作機械

主に金属の不要な部分を削り取って所要の形状に作り上げる機械が工作機械です。汎用工作機械は、作業者がハンドルを回すことなどによって操作する機械で、中小企業に多い多種少量生産多品種少量生産)に適しています。

・FMS(Flexible Manufacturing System

FMSは生産設備の全体をコンピュータで統括的に制御・管理することによって、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能なシステムです。様々な製品種類への対応が可能ですが、加工対象の類似性が求められることから汎用工作機械ほどの柔軟性はありません。従って、中種中量生産(中品種中量生産)に適しています。

トランスファーマシン

単一部品を連続加工するための機械設備で、専用工作機械を加工順に配置し、ベルトコンベア等の自動搬送装置で工作機械間を連結した設備です。連続生産、少種多量生産(少品種多量生産)に適しています。